蔵元 稲田本舗【新米蔵人の奮闘記】

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永らくブログ更新していなくて申し訳ありません。
仕込みも最盛期となり、大吟醸にとりかかるところまできました。
これからがまさに正念場です!

というときのある日、添仕込を行った枝桶の香りを嗅いだ蔵人が
ぽつりと「ポポの香りがするね。」と・・・
ん? 「ポポ」?何ですか!それは!
「果物だがん。木になっちょって、完熟してぽとりと落ちたやつは
まさにこの香りだがん。」
何ですと!!!

というわけで、ネットで調べて買ってみました「ポポ」なる果物
ぽぽ


冷凍ものなので香りは低いかなと思いましたが、
ひと口食べてみると、まさに 「吟醸香」がします!本当に!
「うわ~これは食べる大吟醸や~!」って感じです。
興味のある方は購入してみてください。
僕は苗を買おうと思います。まじで。
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 夜8時からの作業は、麹室での切り返し作業です。
切り返しとは、朝に種麹を振ってから、保温のために一まとめにしておいた麹を丁寧にほぐしを直してやる作業のことで、麹へ酸素を供給してあげることと、米の水分を飛ばしてあげる役割があります。
 麹室の温度は35~37℃にしてあり、じっとしているだけで汗が噴出してくるような感じですが、その麹室の中で力をこめて固まった麹をほぐす作業は非常に暑く、疲れる作業です。
今日は総量180kgの麹を黙々とひたすらにほぐしていきましたが、途中であまりの蒸し暑さにクラクラッと目の前が暗くなるような感覚に陥りました。
それでも何とか全てをほぐし終り、一瞬外へ出て水をグッと飲んだときの、冷たい水の美味しい事!

ほぐし終わった麹は、再度保温のために朝まで一まとめに包み上げ、朝の6時に盛り作業まで休ませてやります。

 まだ正直正月気分も醒めてないのですが、発酵具合が落ち着きつつあり、アルコール、日本酒度共にちょうど良い頃合になって来た今日、もろみ1号目の上槽を行いました。
予定ではもう2日ほど後に搾る計画を立てていたのですが、如何せん生き物相手だけに待った無しです。
前日から慌しく最終準備を行い、もろみを搾り機に通します。

 今回搾ったもろみは上撰トップ水雷になるお酒で、いわゆる普通酒ですが、最初に搾り機から出てくるお酒を利き酒してみると、う~ん美味しい!
まだ発酵に伴う炭酸ガスが混じっており、チリチリと弾けるような舌触りがあるのですが、この風味が新酒ならでは。
軽やかで、舌の上で踊るようなチリチリ感と、スゥッとほのかに消えてゆくすっきりとした味わいに感激し、思わず胃の中まで入れてしまいたくなりましたが、そこはグッと我慢!

今年最初の搾りのお酒ということもあり、無事美味しいお酒に育ってくれたことに感無量でした。
上槽


 2008年は、真っ白な雪景色で朝を迎えました。
昨年は、年末の最後になって、お客様にスクリューキャップ部分の不良品を出荷するという大失態を犯し、皆様に大変なご迷惑をおかけしました。
改めて心よりお詫び申し上げます。
この教訓を生かし、今年は社員全員が一丸となり、この新年の朝のように真っ白な気持ちで全ての事に取り組んでゆこうと思います。
弊社をご愛顧いただいている全てのお客様に、今年もご満足いただけるお酒をお届けすべく、今年も精進してまいりたいと思います。
 どうぞ、本年もよろしくお願い申し上げます。
蔵元旦雪


稲田本店酒造部 部長 築谷真司


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